ハムスター wikipedia|無料辞書
ハムスター
(Hamster) は、キヌゲネズミ亜科に属する齧歯類の総称。
◆ 概要
ペットや実験用動物として知られている。野生では
ヨーロッパから
アジアの乾燥地帯に分布し、地中に掘ったトンネルで生活しているが、野生のハムスターは数が少なく絶滅が危惧されている。
主に
果実や
木の実などを食べる。大きな頬袋をもち、そこに食べ物を詰め込むことができる。体重は、
ジャンガリアンハムスターは30-50g、ゴールデンハムスターで80-150g。寿命はジャンガリアンハムスターで2年、ゴールデンハムスターで3年ほどであるが、稀に5年生きた個体などが報告されている。
1956年、ハムスターが
風邪に感染することが発見された。それまで、風邪の
ウイルスに高い感受性を示す小型の実験動物は知られていなかったため、この発見によって風邪に関する研究が大いに発展した。
◆ 分類
・キヌゲネズミ亜科
・ゴールデンハムスター属 '
・カンガルーハムスター属 '
・クロハラハムスター属 '
・モンゴルキヌゲネズミ属 '
・アルタイキヌゲネズミ属 '
・カンシュクハムスター属
・キヌゲネズミ属 '
◆ 進化
およそ600万年前には他の
ネズミ科から
種分化していたと見られ、その後ヨーロッパから中国までユーラシア大陸各地に分布する。森林から草原生が多いが、他のネズミ科同様、幅広い環境に
適応放散していた。絶滅した化石種も多数発見されている。現生種に近い個体が発見されるようになるのは160万年から数十万年前ほどからで、現在でもユーラシア大陸の各地に生息している。
◆ ペットとしてのハムスター
ハムスターの中でもよく知られているのが、
ゴールデンハムスター(シリアンハムスター)である。
ペットとして飼われているゴールデンハムスターは、
1930年に
シリアで捕獲された1匹の雌とその12匹の仔の子孫が繁殖し、世界中に広まったものである(その後、野生種は発見されていないため、現存するゴールデンハムスターは皆彼らの子孫である)。
1931年にロンドン動物園でハムスターが展示・一般販売され、それ以後ハムスターがペットとして飼われるようになった。ちなみにハムスターは生まれて3週間ほどで成体となり、生後2ヶ月で繁殖が可能となる。
近年、体格が小さいドワーフタイプのハムスターが人気を集めている。中でも
ジャンガリアンハムスターは、1993年9月に国内でペットとして出回り始め
[『ジャンガリアンハムスターの飼い方 ハムスターの種類』http://hamu.onushi.com/boukann/a.html]、ペットショップでよく見られる。
ハムスターは人によく馴れて飼いやすいため、ペットとしてよく飼われている。親子・兄弟であってもケンカにより死亡することがあるため単独飼育が基本であるが、種類によっては複数飼育が可能である場合もある。縄張り意識が強いため、不用意に手を差し伸べたりすると噛み付いて外傷を負う事がある。
特にメスは気が強いので、オスの方が比較的おとなしく飼いやすい。
ハムスターの運動不足解消として
回し車がハムスターのケージに入れられることが多く、1日に5-20kmほど回し車で走る。しかし、回し車を使わない個体もいることも事実である。ハムスターは
齧歯類である為一生歯が伸び続けるので、定期的に齧り木などをかじらせると良いとされる。
以下で示す飼い方は特に記述がない限り、市販の飼育本などで書かれている一般的なものである。
◇ 用意するもの
;ケージ